肉食女子

「肉食女って言っても、肉食男と同じことでしょ?」と思った方、それはちょっと違いますね。“積極的”という意味では同じように感じるのかもしれませんが、男と女では“やり方”に違いがあるのです。どのような違いかと言いますと…男性の場合は積極的に自分から動いて相手に応えてもらおうとしますよね?結論としては同じことなのですが、女性の場合は積極的にアプローチして“相手に動くよう仕向ける”のです。そこで相手が動いてきたら応えるのです。ここで肉食男女別の例を挙げてみますね。

まずは男性バージョンです。気になる女性を見つけた肉食男さんは、彼女に対してストレートに褒めます。「○○さんて、本当に可愛いよね」「○○ちゃんて、本当に優しいよね」など、外見・内面関係なく褒めていくでしょう。相手の反応が良くなってきたら…「今度○○行かない?」「デートしない?」と、積極的に相手に対しての気持ちを伝え、それに返事をしてもらうだけの状況を作っています。相手に迷惑がられない距離を保ちながら、攻めの姿勢を男らしく前面に出していくでしょう。これが肉食男の積極性ではないかと思います。

では、今度は女性バージョンです。気になる男性を見つけた肉食女さんは、彼に対して“含み”を持たせながら褒めます。決してストレートには表現しません。「○○さんて、絶対モテるでしょうね」「○○さんの~なところ、好きだなぁ」というように、相手に対しての直接的な表現を使わないながらも、直接的な意味を連想させるような言い回しをします。…皆さん、お気づきになりましたでしょうか?「カッコいい」というストレートなフレーズは使っていなのに、「絶対モテるよね」は「カッコいいですね」にも捉えられませんか?「○○さんの~なところ、好きだなぁ」は、「○○さんが好き」とは言っていませんよね?“○○さんの~なところ”というように、彼の一部だけ好きと表現しているのですが、言われた相手は「あなたが好き」にも感じてしまうような錯覚が起きてしまうのでしょう。相手が自分に興味があると思った男性は、どんどんその女性が気になってきてしまいます。しかし、肉食女は自分からはデートに誘ったりなどの行動は起こしません。肉食女に含みのあるアプローチをかけられた男性の方からデートの誘いをするように仕向けていくのです。
この“仕向けるためのアプローチ”が、肉食女の積極性と言えるのではないでしょうか?

もちろんストレートに「あなたが好き、私と付き合って!」と動く、アマゾネス的な肉食女もいますが、このような性質は正確に言うと“肉食男脳を持った女性”であると考えられます。しかし、女性である限り結果的に得をしているのは…含みアプローチを使用する“女性脳の肉食女”でしょうね。

男性は想像が大好きです。先が分かっていることに反応する男性よりも、ミステリアス部分の方に反応する方が多いのではないでしょうか?男性の皆さんは心当たりありませんか?肉食女は、ただただ男の人に色目を使ったり媚びたりしているような女性のことだけを指しているのではないでしょう。一時、大ブームを巻き起こした「小悪魔」をイメージしてください。本来の肉食女子=小悪魔と言っても過言ではありません。自分から誘ってゲットした可愛い彼女は、「絶対肉食なんかじゃないよ、俺からアピールして付き合ったんだから!」と思っている方、隣にいる愛らしい羊の皮を被った肉食女に…あなたがゲットされたのかもしれませんね!

熱しやすく冷めやすい恋愛体質

誰かを好きになるのは早いのだけど…その人への気持ちが覚めてしまうのも早い方、同じ季節を同じ恋人と一緒に迎えたことはありますでしょうか?同じ相手と1年以上付き合った経験がない方もたくさんいらっしゃることと思います。
周りの友人が“付き合って3年目”などと聞くと、ちょっとだけ憂鬱感を感じません?「うらやましい」と思う気持ちの反面、心のどこかでは「よく同じ相手と長い間一緒にいられるね」というような思いを感じてしまう方もいるでしょう。

付き合って5年以上のカップルに対しては、もはや理解不能でしょう。そこまで一緒にいるのにも関わらず、結婚もせずに恋人関係を続ける感覚は分からないでしょうね。おそらく、1人の人と長続きしない方は“熱しやすく冷めやすい”方が多いのでしょう。悪く言えば“惚れやすくて飽きやすい”ですね。
そのようなタイプの方を否定しているのではありませんので、気を悪くされる方がいないことを願いますが、なかなか特定の人と長続きしない方って、次々と出会いがあるという証拠でもありますよね。それだけ人を引き付ける魅力的な人なのでしょう。
そして…本当に好きになるような相手に、まだ出会えていないのではないでしょうか?「好きになって付き合ってみたけど…上手くいかなかった。そしてまた誰かを好きになって、相手も好きになってくれて付き合ってみたけど…上手くいかなかった…。」それだけ魅力ある人は、ずっと一緒にいたいと思う相手とずっと一緒にいられるような巡りあわせが、いつの日かきっとくるでしょう。
ここで気を付けて頂きたいのは、“妥協して結婚”しないことですね。「ここら辺で結婚しないと、一緒独身な気がする」なんていうような理由で結婚を選択してしまっては…離婚してしまう可能性が高いのではないでしょうか?自分の性格に逆らって行動し、結果的に後悔する人をたくさん見てきました。
1度は結婚してみたいと言うようにさっぱりとした感覚のかたであれば、そのような選択も良いのかもしれませんが、上手に生きていくことをおススメします。上手に生きるということは無理に性質を変えることではありません。“自分の性質を理解する”ということです。

恋愛の基本は自分の性質・相手の性質を理解することから始まるのではないでしょうか?好きになった時は本当に相手のことで頭がいっぱいになるほど好き。相手は特に悪いこともしていないのに…気持ちが無くなってしまった。悪気はなくとも、客観的に見れば“最悪”と言われてしまうでしょうね。
しかし、人の気持ちや人の性格には仕方のないことがあると思います。無理に変えようとしても変えられることではないでしょうから。自分は本気でずっと一緒にいたいと思っていたのに、一方的に相手の熱が冷めてしまうことは悲しいですよね。ましてや自分には非がない場合だったら…なおさらのこと。「あなたは悪くない」と言われても、何の慰めにもならないでしょう。
言われた相手には“何も悪くないのに気持ちが冷めた”としか聞こえないと思いませんか?これだったら何か悪い理由があった方がよっぽどマシですよね?もし、そのような相手と出会ったとしたら、もう、これは相手の性質なんだと割り切るしかありません。