みなさんもカレに対して、「ここを直してくれたら完ぺきなのになぁ……」みたいな不満を抱くことはありませんか?でも、ひょっとしたらそんなことを考えること自体が間違いかもしれません。
「まず言いたいのは、カレが完ぺきじゃないのはあなたのせいです。カレが『そこそこ』と感じるなら、それはあなたが『そこそこ』止まりの女だから。自分と同じレベルの男子しか、あなたを好きになってくれませんよ?」たしかに、人はだいたい自分と同じレベルの人を好きになりますよね。カレに「足りない」と感じるのなら、あなたにも磨くべきポイントがたくさんあるということ。カレに注文をつける前に、まずは自分磨きからですね。
「そもそも、完ぺきな人ってそんなに魅力的ですか? 完ぺきな人なんて、一緒にいたら息も詰まるし、『自分はなんてダメなの……』なんてコンプレックスも感じまくりですよ」ちょっとくらいダメなところがあるくらいのほうが人間味があるというか、一緒にいて落ち着けますよね。
「カレを磨いてレベルアップさせたら、きっとカレは一皮むけて、さらにモテます。そうしたらあなた以上の女子がカレに言い寄って、カレを奪ってしまうかもしれませんよ」あなたの注文に応えて完ぺきに近づいたカレが、その後もあなたのそばにいてくれる保証はありませんよね。「カレ磨き」にはこんな危険もあるわけです。
「そもそも、あなたのことを一番に思ってくれるだけでとても幸せじゃないでしょうか。自分が好きな人が、あなたを『好き』と言ってくれる。この幸せを当たり前だと思っていると、いつか痛い目にあいますよ」
最初は付き合えただけで幸せだったのに、だんだん「もっとこうしたい」みたいな気持ちが湧いてくるのが恋愛の不思議なところ。「こうしてほしい」って思ったら、付き合った頃の気持ちを思い出してみたいですね。
「たとえばカレが雑で整理整頓ができない性格で、そこを直したいとします。でも、そのガサツな性格だからこそ、あなたはカレと一緒にいて楽チンだったり癒やされたりするわけですよね。もっと神経質になったら綺麗好きにはなるでしょうが、きっと一緒にいて息が詰まるような人に変わってしまいますよ」
これはその通りですね。たとえどこか嫌だなと思う部分があっても、それはあなたが「好きだな」と感じる部分の裏返しだったりするわけです。片方だけを取り除くなんて、無理ですもんね。
彼のことを不満に思っていると、彼もあなたのことを不満に思っているかもしれませんよ。お互いが不満を抱えたままだと付き合いが長く続くとは燃えません。多少ダメなところがあるくらいが愛きょうもあってかわいいし、愛しいと思えるもの。あまり完璧だとあなたでは満足できないようになってしまうかも。
ダメなところも愛せるように彼と末長く仲良くしていけるといいですね。この人だ!と思える人にはなかなか巡り合えないもの。今の恋を大切にしていきたいですね。