片思いといえども、思い続けることで満たされる恋もあれば、相手を想う気持ちが自分を幸せにしてくれない恋もあります。「相手を思うことが辛い」「いっそのこと諦めた方が楽だ」と思い始めている人は、健康的な恋心ではない可能性があります。そこで、今の恋にケジメをつけて一度リセットするための解決方法をご紹介します。
いくら諦めようと思っても、瞬時に心を切り替えるのは難しい作業です。そこで、諦める前にいくつかの質問を自分に問いかけましょう。心を整理することで、迷いが減少します。諦める前に、この片思いは自分に何をもたらしてくれたのか考えてみましょう。楽しいことも、辛いことも、印象に残る出来事を全て思い出してみてください。結果として自分に残ったものが見えてくるはずです。恋をする喜びや、片思いに耐える忍耐力など、前向きな出来事をもたらしてくれたのであれば、それを「片思いの収穫」としましょう。悪いことしか浮かばないのであれば、片思いを手放す理由は十分あるということです。
目の前の「片思いが辛い」という感情だけで恋を諦めたとしても、それは辛さに背を向けただけで、恋心に対する踏ん切りをつけた訳ではありません。諦めた先の自分をシミュレーションしてみてください。想像できる未来にはトライしやすくなります。この片思いのせいで、できなかったこと。というのを想像してみてください。二人で過ごす甘い時間も、優しい言葉も、この片思いのせいで手に入らなかった=片思いを手放せば手に入る可能性のある幸せもあるはずです。
今の自分は、恋をして切なくて、それでもイキイキとしているのか。それとも情けなくてウジウジしているのか、そんな自分を自分はどう思っているのか見直しましょう。まれに、恋する切なさに恋をする女性もいます。辛いようでいて、片思いをしている自分が好きなケースです。その場合は、諦めることが良いこととは限りません。
すでに気持ちを伝えている場合、告白すらしていない場合、相手との関係性によってスッキリする諦め方というのは異なるものです。ただし、共通していえることは「伝える」ということです。告白済みの場合も、そうでない場合も、相手に伝えることができます。相手の気持ちを無視したやり方になってしまいますが、後に戻れないやり方が諦めがつきます。
片思いの相手に言えない場合は、仲の良い友人に宣言してみましょう。あなたに協力したいと思ってくれれば、新しい出会いや気分転換など積極的に誘ってくれるはずです。宣言後の誘いはなるべく断らないようにしましょう。恋愛に発展せずとも、新しい出会いや出来事は良い刺激になるはずです。
基本的に恋心に「無駄」はありません。切なさであれ、愛おしさであれ、何らかの経験を与えてもらっているはずです。ただし、恋愛にはリミットが決まっているものです。もし、片思いが辛くてあなたを幸せな気持ちにしてくれないのであれば、その恋がもたらす恩恵に限界がきたのかもしれません。
辛いと感じることが多い恋愛に限って、自分を成長させてくれる場合も多いものです。辛い気持ちにケジメをつけた後こそ、ワンステージ上の恋愛ができる自分になっているものです。